第一生命HD ホテル開発事業に本格参入 ウェルス・マネジメントと資本業務提携
第一生命ホールディングスとホテルの開発・運営を中心に不動産事業を展開するウェルス・マネジメント㈱(東京都港区、千野和俊代表取締役社長執行役員)の両社は10月24日、①両社グループの経営資源とノウハウを活用したホテル開発・アセットマネジメント・ホテル運営事業での協業②その他、両社グループにおける不動産・金融関連分野での協業―で資本業務提携契約を締結した。
資本提携では、第一生命ホールディングスが不動産開発事業等のサムティ㈱が保有するウェルス・マネジメント株式の取得を通じて、ウェルス・マネジメントの議決権の28.47%を保有する。同株式取得にかかる前提条件が充足することを前提に、今年12月上旬~下旬の取得を予定しており、これにより、ウェルス・マネジメントは第一生命ホールディングスの持分法適用関連会社となる見込み。
ウェルス・マネジメントグループは、快適な時間と空間づくりを通して、「日本の魅力と文化を『体験価値』として提供し、あらゆるお客さまに感動と安定的な繁栄をお届けすることで、豊かな社会の発展に貢献する」というグループ理念を掲げ、持株会社として傘下に不動産開発会社、アセットマネジメント会社、ホテル運営会社を擁し、不動産の取得・開発・運用・売却まで一気通貫で展開している。特にホテル開発においては、世界的なホテルオペレーターや国内外の投資家、金融機関、不動産会社、設計事務所、建設会社等との多彩なネットワークを有し、日本の魅力を伝えるラグジュアリーホテルの企画、開発、運営までをトータルで展開できることが強みだとしている。
第一生命グループは、生命保険領域にとどまらず資産形成・承継事業、非保険事業へと事業領域を拡大させ「保険サービス業」へ進化することを目指している。この一環として、今年7月に丸紅㈱と国内不動産事業を統合し、不動産の開発・保有からアセットマネジメント、プロパティマネジメント(管理)まで一貫した不動産バリューチェーンを構築した。同時に、事業領域をオフィスおよび賃貸住宅から分譲住宅や物流施設、商業施設など多様なアセットへ広げることで、収益基盤の安定化を進めてきた(本紙3月19日付、8月27日付)。
今回の資本業務提携を通じて、ウェルス・マネジメントが有するホテル開発・運営に係る豊富なノウハウとケイパビリティを取り込むことで、インバウンド需要拡大などを背景としたホテル市場の成長機会を捉えるとともに、不動産バリューチェーンを強化することで、国内不動産事業の拡大を目指すとしている。また、良質なホテル空間の提供を通じて、顧客のより豊かな人生の実現や地域社会の活性化に貢献することで企業価値向上と社会的価値の創造を目指すとしている。
東京海上日動では、社員が自らチャレンジしたい職務に応募できる「JOBリクエスト(以下、JOBリク)」という社内公募制度を通じ、社員のキャリア形成の在り方を大きく転換している。「キャリアは会社から与えられるものから、一人ひとりが自らのキャリアを選択し挑戦する時代へ」とのメッセージを社内で発信しながら、社員のキャリアビジョンの実現と会社の成長の双方を実現する手段としてJOBリクの活用を推進していく構えだ。
東京海上日動は、これまで首都圏の一部のポストでのみJOBリクの募集を実施していたが、本年度は募集ポストを全国の支店へと拡大し、募集ポスト数は昨年度の約140件から約640件となった。
また、各支店によるJOBリクの募集ポストの周知・PRの場として、社内向けオープンチャット「JOBリク Teams」を新設した。各支店が組織について趣向を凝らしたPRを行い、本年度のJOBリク応募者数は過去最高の約700人、応募件数は約1300件に達した。
さらに、生成AIを活用し“JOBリクのおすすめポストのレコメンド機能”を導入。社員のキャリア履歴や希望を入力すると、AIが約640件のJOBリクのポストからおすすめのポストを提案する仕組みで、キャリア選択の一助となっている。
これらの取り組みにより、「JOBリク Team
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