ソニーフィナンシャルグループ 25年度第2四半期決算 連結修正純利益4%減459億円 進捗率47%で「おおむね計画通り」
ソニーフィナンシャルグループが11月14日に発表したIFRS会計基準ベースによる2025年度第2四半期末(中間期)決算によると、営業収益は前年同期比8.3%増の4948億円で、税引前利益は、損害保険事業で増加したものの、生命保険事業と銀行事業で減少した結果、同73.5%減の254億円となった。親会社株主に帰属する中間純損益は同74.8%減の172億円。修正純利益は、主にソニー生命が減少したことにより同23億円(4.8%)減益の459億円で、修正後見通しに対する25年度中間期の進捗率は47%だった。第2四半期の進捗率は26%だったためおおむね計画通りの進捗としている。
生命保険事業は、変額保険の最低保証等に係る市況変動による損益の改善があったものの、ALM(資産・負債の総合管理)の考え方に基づくリバランスを目的とした債券売却に伴う有価証券売却損益の悪化等により、税引前利益は前年同期比86.3%減の114億円となった。損害保険事業は、自然災害の減少等による発生保険金の減少により、税引前利益は同68.6%増の62億円となった。
財務状態の概況では、当中間連結会計期間末の資産合計は前年度末比1.2%増の21兆3305億円で、主な勘定残高は
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八戸は馬淵川と新井田川の二つの河川が流れ、その先には日本海溝を控えた広大な太平洋が広がっている。このことは、過去、大地震と津波の脅威にさらされてきたことを意味する。地震の詳細な記録はあまり多くはないようだが、江戸時代だけでマグニチュード(M)7を超える地震に9回襲われている(1707年宝永地震津波を含む)。
その中でもM8近い延宝5(1677)年の地震では各地で被害が多発。宝暦12.13(1762~63)年の地震でも津波で小船が流失するなどの被害が発生している。しかし、それだけで八戸から地震の脅威が去ったわけではなかった。百年後の安政3(1856)年、再び八戸を大地震が襲う。時代の名をとり安政八戸沖地震と呼ばれている。
この安政という年代。まさに地震の時代の始まりともいえた。安政元(1854)年安政東海地震とその約32時間後に起きた安政南海地震、翌年には安政江戸地震、そしてこの安政八戸沖地震だ。安政という名とは裏腹の厳しい災害の時代となった。
藩の史料によれば、夏場の正午ごろに起きたこの八戸沖地震は近年まれに見る強震で、八戸城内では各所で損壊、門塀の倒壊が出た。町や村の損害も枚挙にいとまがなく、海に近い村々は津波で浸水。しかも津波は川を逆流。多くの漁船も打ち上げられたとし、藩開封以来聞いたことがないほどの強い地震だったと記している。
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