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ホーム ニュースヘッドライン 2023年02月 東京海上日動 企業のESG体制強化支援開始、D&O保険でESG補償特約発売、取組成熟度計測モデルを構築

東京海上日動 企業のESG体制強化支援開始、D&O保険でESG補償特約発売、取組成熟度計測モデルを構築

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 東京海上日動は1月から、ESGに対する企業の取り組み(以下、ESG取り組み)の成熟度の計測やESG体制強化に関する支援とともに、会社役員賠償責任保険(以下、D&O保険)で、人権問題や環境問題の原因調査費用や再発防止費用を補償する特約(以下、ESG補償)の販売を開始したと同月20日に発表した。

 近年、社会的価値に配慮した企業経営に対する関心が高まり、企業経営においてもESGが重要な課題として認識されつつある。2021年6月に改定されたコーポレート・ガバナンスコードでは、ESGに関する項目が拡充され、プライム市場に上場する企業へのTCFDに基づく項目や人的資本の情報の開示義務化など、ESGに関する情報開示の規制も強化されつつある。また最近は、気候変動対応やグリーンウォッシング(環境に配慮しているよう見せ掛けること)などの環境問題、さまざまな地域での人権問題の顕在化により、企業が事業戦略の転換を余儀なくされる事例も発生している。
 企業にとって、経済的価値と社会的価値の双方を目指すESG経営の重要性が高まっているが、一方で、自社ではコントロールし切れないサプライチェーン上の人権問題のように、ESGに関わるさまざまな問題を事前に予測し適切な

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 【共通テーマ1】「コロナ禍における持続的ビジネスモデルの保険代理店とは」

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