MS&ADHD 25年度第3四半期決算 修正利益7557億円で進捗率99% 正味収保2692億円増の3兆8千億円に
MS&ADインシュアランスグループホールディングス(MS&ADHD)が2月13日に発表した2025年度第3四半期決算によると、連結経常収益は前年同期比12.9%増の5兆9052億円を計上した。連結正味収入保険料は国内損保の増収、海外保険子会社の大幅増収により同7.5%(2692億円)増の3兆8404億円となった。連結生命保険料は同60.5%(2302億円)増の6105億円。グループの経常利益は同7.5%増の8864億円で、四半期純利益は同5.0%増の6571億円で11月予想対比進捗率は111.4%。グループ修正利益は同1218億円増益の7557億円で同進捗率は99.4%となった。
グループ修正利益の各事業の内訳では、国内損保事業は前年同期比247億円増益の4576億円で、アーンド保険料の増加や国内火災の収益性改善に加え、自然災害ロスの減少等により保険引受利益が増加したことを主因に増益。国内生保事業は同172億円減益の270億円で、三井住友海上あいおい生命でヘッジコストの増加や利配収入の減少、三井住友海上プライマリー生命で前年同期に運用目標に到達した契約が多数発生したことの反動等により減益となった。海外事業は同1148億円増益の2711億円で、保険料の増収等によりロイズ・再保険、米州を中心に全地域が増益となったことに加え、Challenger社株式の売却益等により増益となった。
ESRは、内部留保の蓄積による時価純資産増加や政策株式削減によるリスク量抑制が寄与し、2025年3月末の226%から12ポイント上昇し238%となった。統合リスク量は事業投資の拡大等により3.1兆円と増加した。
国内損保主要2社(三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保)の業績では、正味収入保険料は、自動車保険、火災保険の増収を主因に2社合算で前年同期比3.4%増の2兆4031億円となった。
自動車保険の状況については、25年度12月末累計の事故件数は、2社合算で前年同期比0.1%の減少。EI損害率は自然災害の減少を主因に同2.4ポイント低下し67.8%で、自然災害を除いたベースでは保険金単価の上昇を主因に同0.1ポイント上昇の67.1%だった。また、自然災害の影響については、国内は自然災害の発生が少なかったことにより、2社合算のインカードロスは同519億円減の243億円。海外は、カリフォルニア山火事(24年度に追加計上済み)以外の自然災害の減少により同151億円減の33億円となっている。
三井住友海上の正味収入保険料は、前年同期比4.2%増の1兆3014億円となった。正味損害率は同4.0ポイント低下し63.4%、正味事業費率は同1.4ポイント低下し30.6%となった。コンバインド・レシオは同5.4ポイント低下し94.0%。なお、家計地震・自賠責を除いたEI損害率は同3.6ポイント低下し61.5%。
あいおいニッセイ同和損保の正味収入保険料は、前年同期比2.5%増の1兆1017億円となった。正味損害率は同2.4ポイント低下し64.5%、正味事業費率は同1.0ポイント低下し32.6%、コンバインド・レシオは同3.4ポイント低下し97.1%となった。なお、家計地震・自賠責を除いたEI損害率は同6.8ポイント低下して59.5%。
国内損保主要2社合計の保険引受利益は、前年同期比593億円増益の1822億円となった。このうち三井住友海上は同187億円増益の961億円、あいおいニッセイ同和損保は同406億円増益の860億円。なお、2社合計の異常危険準備金反映前の保険引受利益は同1463億円増益の2057億円で、このうち三井住友海上は同585億円増益の1020億円、あいおいニッセイ同和損保は同877億円増益の1037億円だった。
2社の資産運用・その他収支は、合計で同310億円減の5064億円だった。このうち三井住友海上は同466億円減の4191億円、あいおいニッセイ同和損保は同155億円増の872億円。
2社合計の四半期純利益は、同198億円減益の4927億円。このうち三井住友海上は同426億円減益の3827億円で、あいおいニッセイ同和損保は同228億円増益の1100億円となっている。
国内生保子会社(三井住友海上あいおい生命、三井住友海上プライマリー生命)は、三井住友海上あいおい生命の保険料等収入は前年同期比3.0%減の3335億円となった。グロス収入保険料は同3.1%減の3329億円。新契約年換算保険料は、収入保障保険の販売拡大の一方、医療保険や介護・認知症保険の販売減少等により同2.5%減の179億円だった。保有契約年換算保険料は前年度末比1.6%減の4212億円だった。基礎利益は前年同期比12.0%減の302億円を計上。四半期純利益は同365億円減益の▲128億円だった。
三井住友海上プライマリー生命の保険料等収入は、前年同期比8.4%増の1兆2189億円を計上した。グロス収入保険料は、第3四半期末実績としては過去最高となる同10.5%増の1兆0147億円。四半期純利益は、利配収入が増加したものの、運用目標に到達した契約による影響(責任準備金繰入負担減少)が減少したことなどから、同70億円減益の136億円。
海外保険子会社の業績は、正味収入保険料は、ロイズ・再保険がカジュアルティ種目の引受拡大やシェアアップ等により大きく増収したことに加え、アジア、欧州、米州いずれも増収となり、前年同期比15.3%(1861億円)増の1兆4063億円となった。内訳は、ロイズ・再保険が前年同期比17.8%増の7848億円、アジアが同7.9%増の2287億円、欧州が同8.5%増の2597億円、米州が同29.5%増の1330億円。
四半期純利益は、保険料増収等によりロイズ・再保険、米州を中心に全地域で増益となり、同47.4%(606億円)増の1886億円となった。
「保険アナリストコース」は、中央大学経済学部が業界別に第一線の専門家を招いて展開している、就職を見据えた実践型ゼミの一つで、この他にも「金融コース」や「都庁公務員コース」などが設けられている。
授業は毎週月曜日の2時限(10時50分~12時30分の100分間)に行われ、25年度は保険業界への就職を志望する学生13人が受講した。
コースは毎年3月に行われる学生向けガイダンスから始まる。大会議室を会場に、オンライン参加者も含めて学生にコース内容を紹介し、これを受け学生が受講申込アンケートを提出。アンケートを基に、受講者を選考する仕組みだ。
前期の授業は、「保険業界を知る」ことを主な目的としている。損害保険会社や生命保険会社の社員に現場の業務について紹介してもらう講義を開いているほか、来店型保険ショップを訪れて実際にライフプランを組み立てる体験型の学習も実施している。さらに、自動車整備工場代理店を直接訪問し、損害保険代理店の約半数を占めるモーター代理店への理解を深める授業なども行っている。
(2週間無料でお試しいただけます)
