生保各社25年度第3四半期決算 新契約年換算保険料は7%増に
生保各社の2025年度(26年3月期)第3四半期決算がまとまった。生保協会全41社集計による個人保険・個人年金保険合計の新契約年換算保険料は前年同期比7.4%増の2兆0997億円と増加を続け順調に回復。保有契約年換算保険料も同1.3%増の28兆8574億円となった。(本日4~6面に生保協会会員各社の業績詳細(本紙調査)を掲載)
日本生命グループ(日本生命、ニッセイ・ウェルス生命、大樹生命、はなさく生命、ニチイホールディングス、米コアブリッジ・ファイナンシャル)の「保険・サービス収益」(連結損益計算書における保険料等収入とその他経常収益の合計)は、日本生命、ニッセイ・ウェルス生命、ニチイホールディングスの増加を主因に前年同期比18.7%増の7兆4247億円となった。国内の新契約年換算保険料は、日本生命、ニッセイ・ウェルス生命、はなさく生命の増加を主因に同23.8%増の4566億円。国内の保険料等収入は営業職員チャネルと金融機関窓販チャネルの増加を主因に同18.9%増の6兆7398億円。資産運用収益は同45.7%増の3兆1850億円で、資産運用費用は同133.6%増の1兆6451億円。四半期純剰余(利益)は同66.7%増の4586億円で、基礎利益は日本生命の増加と米コアブリッジ・ファイナンシャルの損益取り込み開始を主因に同22.5%増の8446億円となった。
かんぽ生命の連結保険料等収入は前年同期比8654億円減の1兆7007億円だった。単体の個人保険の新契約年換算保険料は同46.8%減の792億円だった。連結の資産運用収益は同263億円増の9355億円、責任準備金戻入額は同6707億円増の1兆4535億円。経常費用は同2476億円減の3兆8641億円で、このうち保険金等支払金が同2961億円減の3兆2331億円、資産運用費用が同614億円増の2600億円、事業費等が同224億円減の3610億円となり、連結の四半期純利益は同40.3%増の1184億円となった。連結修正利益は、同13.2%増の1203億円。かんぽ生命単体の基礎利益は同1384億円増の3009億円となった。
明治安田生命のグループ保険料は、営業職員チャネルの円貨建一時払保険の販売好調、確定給付企業年金保険の引受再開を主因に前年同期比37.0%増の3兆4662億円となった。親会社に帰属する四半期純剰余は同18.4%減の870億円となった。グループ保険料については再保険料収入を除くと3兆4398億円(同36.3%増)となり、明治安田生命単体は同38.9%増の2兆8951億円、海外保険事業等は同23.6%増の5446億円だった。グループ業務利益は同12.9%増の4556億円。明治安田生命単体の新契約年換算保険料は同30.3%増の1233億円。単体の資産運用収益は同12.0%増の1兆5788億円。資産運用費用は同24.9%増の8622億円だった。単体の基礎利益は同25.5%増の4兆1564億円となっている。
第一生命ホールディングスの連結保険料等収入は前年同期比0.3%減の5兆0913億円となった。新契約年換算保険料はグループ全体で同3.1%増(為替影響除き2.1%増)の4308億円となった。国内4社(第一生命、第一フロンティア生命、ネオファースト生命の3社とアイペット損保)計で同15.4%増の3076億円。海外6社計で為替影響除き同21.5%減の1232億円だった。親会社株主に帰属する四半期純利益(連結純利益)は同4.7%増の3703億円を示した。グループ修正利益は同17%増の4222億円で、うち国内事業の修正利益は同451億円増の3153億円、海外事業は同173億円増の975億円、非保険事業は同84億円増の132億円。グループ基礎利益は同5.0%増の4556億円だった。
住友生命グループの連結保険料等収入は前年同期比10.4%増の2兆7326億円となった。グループの新契約年換算保険料は同19.3%増の3610億円。国内事業(住友生命、メディケア生命)が同14.9%増の1048億円、海外事業が同21.2%増の2561億円。住友生命単体では、営業職員チャネルにおけるVitalityおよび円建一時払終身保険の販売増加を主因に、同11.9%増の839億円だった。単体の資産運用収支は4981億円と同38億円増加した。単体の四半期純剰余は同11.0%増の565億円となった。同基礎利益は同11.6%減の2122億円。グループの基礎利益は同10.6%減の2589億円だった。
プルデンシャル・グループの連結保険料等収入は前年同期比6.0%減の2兆6149億円だった。親会社株主に帰属する四半期純利益は同9.2%減の655億円。生命保険会社3社(プルデンシャル生命、ジブラルタ生命、PGF生命)合算の基礎利益は、同24.2%減の1177億円だった。合算の新契約年換算保険料は同3.2%増加し1441億円。
ソニーフィナンシャルグループのIFRS会計基準ベースによる営業収益は前年同期比8.8%増の7538億円で、税引前利益は同57.7%減の605億円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は同58.6%減の420億円。修正純利益は、主に生命保険事業と損害保険事業の修正純利益が増加したことにより同10%増の760億円。ソニー生命は、ライフプランナーチャネルを中心に法人向け販売が堅調に推移。新契約年換算保険料は同2.7%減の1276億円となった。なお、日本会計基準によるソニー生命の保険料等収入は同2.0%増の1兆4188億円、四半期純利益は同147.6%増の538億円、基礎利益は同36.9%増の1408億円。
T&D保険グループの太陽生命、大同生命、T&Dフィナンシャル生命の国内3社合算の新契約年換算保険料は前年同期比2.2%減の1635億円だった。合算の保険料等収入は同1.6%減の1兆9882億円。資産運用収益は同34.4%増の5522億円。資産運用費用は同18.0%増の2046億円だった。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期にフォーティテュード社で計上された米国金利低下等に伴う一時的な評価性利益の反動等により、同9.8%減の1086億円。グループ修正利益は同22.1%増の1225億円。国内3社合算の基礎利益は同40.5%増の1667億円。
メットライフ生命の個人保険・個人年金保険計の新契約年換算保険料は前年同期比25.2%増の1287億円だった。保険料等収入は同21.4%増の2兆5592億円。四半期純利益は同74.1%増の1319億円となった。基礎利益は同13.7%増の2284億円。
アフラックの個人保険分野の新契約年換算保険料は前年同期比25.5%増の531億円、保険料等収入は同0.2%減の9916億円だった。四半期純利益は同33.4%減の2116億円となった。基礎利益は同17.0%減の2740億円。がん保険の販売件数が同88.0%増の74万3026件で、個人保険分野全体での新契約件数は同52.5%増の91万1379件となった。
フコク生命グループ(富国生命、フコクしんらい生命の2社合算)の新契約年換算保険料は前年同期比5.8%減の260億円となった。合算の保険料等収入は同0.7%増の5971億円で、合算の基礎利益は同6.2%減の682億円となった。富国生命単体の四半期純剰余は同87.9%増の980億円。
アクサ・ホールディングス・ジャパンの連結保険料等収入は前年同期比1.9%増の8561億円、連結経常利益は同124.7%増の960億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同76.1%増の629億円となった。アクサ生命単体の新契約年換算保険料(個人保険+個人年金保険)は同12.2%減の737億円。保険料等収入は同2.2%増の8161億円だった。当期純利益は同58.1%増の642億円。基礎利益は同26.6%増の968億円となった。
朝日生命グループ(朝日生命・なないろ生命合算)の保険料等収入は前年同期比8.7%増の3660億円。合算の基礎利益は同31.3%増の399億円だった。グループの新契約年換算保険料は同7.5%増の314億円。
三井住友海上はこのほど、教員の業務効率化と防災教育のさらなる普及を目的に、体験型防災教育コンテンツ「HIRAQ(ヒラク)」の教員向け支援ツールの提供を開始した。3月11日には、東京都の大田区立六郷中学校で同ツールを活用した初めての授業が行われ、2・3年生の計8クラス、約270人の生徒が、災害時に生じ得る困りごとの解決策を主体的に考える「考える防災」に取り組んだ。
「HIRAQ」は、過去の災害事例を基に専門家の監修で制作された災害避難シミュレーションコンテンツ。「帰宅困難」「緊急避難」「避難所生活」の三つの被災シナリオから成り、各場面での課題を想定して設けられた問いに対し、参加者同士が与えられた情報をヒントに議論しながら解決策を導き出す仕組みになっている。具体的な被災シーンにおいて想像力を働かせ、知識とアイデアを共有することで、実効性のある「防災知識の引き出し」を増やし、被災時に生き延びるための決断力と行動力の向上につなげることを目的としている。
(2週間無料でお試しいただけます)
