T&D保険グループ 22年度第3四半期決算 修正利益は前年並843億円、中核3社新契約保険料は25%増と好調
T&D保険グループが2月14日に発表した2022年度第3四半期決算によると、連結経常収益は国内生命保険事業の契約業績好調により前年同期比25.8%増の2兆1207億円を計上。一方、コロナ関連の支払増加等により経常費用が増加したことで、連結経常利益は同2291億円減益の▲1209億円、親会社株主に帰属する四半期純利益はフォーティテュード社における米国金利上昇に伴う会計上の一時的な評価性損失等により同2229億円減益の▲1675億円だった。グループ修正利益は、T&Dフィナンシャル生命とT&Dユナイテッドキャピタルの利益が増加したものの、コロナ関連の支払増加と為替ヘッジコストの増加等により同0.5%減の843億円だった。
同グループでは同日付で「海外関連会社における評価性利益等の計上に関するお知らせ」を発表。第4四半期にフォーティテュード社で主に為替相場の変動に伴い会計上の一時的な評価性利益等を計上する見込みとなり、第4四半期にこの評価性利益等を含めT&Dホールディングスにかかる持分法による投資利益として250億円程度を計上する見込みだと報告した(注1)。グループ修正利益相当額としては120億円程度の利益を計上する見込み。
第3四半期末
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