損保協会 定例会見 災害に便乗する悪質業者対応で効果、自賠責手続きで新たな共同システムも 主要課題の気候変動、DXへの対応報告
損保協会は6月16日、業界紙向けの定例記者会見を行い、前日に日銀記者クラブで行われた白川儀一協会長(損保ジャパン社長)の会見の内容を報告した。協会長として最後の会見に臨んだ白川協会長は、災害に便乗する悪質な業者への対策として、各支部で注意喚起チラシの作成・展開に加え、自治体・警察や関係団体と連携して関連情報の発信等を行ったことや、自賠責保険の損害調査業務において、保険会社間の調査・精算処理をペーパーレスで行うシステムの構築を決定したことなど、1年間の主要課題に関する取り組みについて説明した。(本日付4~5面に白川協会長ステートメント全文を掲載)
白川協会長ははじめに、5月に発生した石川県能登地方の地震、千葉県の地震による被害についてお見舞いの言葉を伝えるとともに、今後も被害状況の把握に努め、保険金の迅速な支払いに全力で取り組んでいくと述べた。また、昨年9月に発生した台風14号、15号による被害により、今年3月末時点で合計1578億円を超える保険金が支払われたことも併せて報告した。
新型コロナウイルス感染症については、5月8日に感染症法上の位置付けが「5類感染症」へと変更されるなど、平時への移行が慎重に進められていることに伴い、同協
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新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、オンラインと対面を組み合わせたハイブリッドで行うインターンシップが主流になってきている。業務への理解や知識を深め、社員と接することもできるため、企業で働くイメージを具体的に持てるようになるインターンシップは、学生にとって貴重な場だ。インターンシップの現状について生損保各社に話を聞いた。
あいおいニッセイ同和損保のインターンシップは、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、近年ではオンラインでの実施が主流だったが、昨年度の冬季インターンシップでは3年ぶりに対面形式での開催となった。今年度は、学生自らが参加しやすい形式を選択できるよう、冬季インターンシップとともに、夏季インターンシップでも4年ぶりとなる対面形式でのプログラムを用意し、同様の内容を対面・オンラインどちらでも体験できるようにする予定だ。
あいおいニッセイ同和損保は、夏季インターンシップを23年8月~9月に、冬季インターンシップを24年1月~2月に開催予定だ。また、夏季インターンシップから冬季インターンシップまでの間にも同社の業務・魅力の理解を深めるさまざまなセミナーの実施を予定している。
夏季インターンシップの「一般コース」では、対面3日間を東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡で実施。ウェブでの実施
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