損保協会 令和6(2024)年度税制改正要望、火災異常危険準備金制度の充実要請 適用区分・洗替保証率の適切な見直し求める
損保協会は7月20日、損害保険業の健全な発展を通じてわが国経済の発展と国民が安心して暮らせる社会の構築に寄与していく観点から、令和6(2024)年度の税制改正要望項目全7項目を決定した。本年度の要望では第1の要望項目として「火災保険等に係る異常危険準備金制度の充実」を求めた。
令和6(2024)年度の税制改正要望項目は、①火災保険等に係る異常危険準備金制度の充実②国際課税ルールの改定における対応③損害保険に係る消費税制上の課題解決に向けて④確定拠出年金に係る税制上の措置⑤地震保険料控除制度の充実⑥受取配当等の二重課税の排除⑦損害保険業に係る法人事業税の現行課税方式の継続―の7項目。
第1の要望項目として挙げた「火災保険等に係る異常危険準備金制度の充実」では、「自然災害の激甚化・頻発化の中において、火災保険事業の安定的な運営を支える火災保険等に係る異常危険準備金制度について、より制度の効果を高める観点から、適用区分や洗替保証率等に関して、適切な見直しを行うこと」を求めた。
要望の理由について同協会は、わが国は台風・豪雨・雪害など多くの自然災害リスクにさらされており、火災保険事業がこれらのリスクの特定・評価・引受などの損害保険の本
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〈新卒・中途採用の最新事情 6 マニュライフ生命 中途採用:人事部Talent Acquisition Lead石井恵子氏、新卒採用:エンゲージメント・オフィスEmployee Engagement & Success Manager井上紗里氏に聞く
マニュライフ生命では、中途採用と新卒採用および採用全般について取材した。中途採用数は増加傾向で、新卒については毎年10人程度の採用を継続している。人材の多様性に対応して、働きやすい環境を提供しており、各種制度や施策にも注力している。人材に関しては「ダイバーシティ」と「Together」がキーワードだ。中途採用について、人事部Talent Acquisition Leadの石井恵子氏に、新卒採用については、エンゲージメント・オフィスEmployee Engagement & Success Managerの井上紗里氏に聞いた。
――この数年間の中途採用の傾向について。
石井 中途採用数は増加傾向にある。具体的には、2020年が94人、21年が95人、22年が173人で、23年は200人を見込んでいる。採用数増加の主な理由としては、「当社のビジネス拡大に伴い、人材の需要が高まったこと」「当社の長期計画・戦略に基づき、新市場開拓、新テクノロジー導入などで今までにないポジションが
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