金融庁 損害保険業の構造的課題と競争のあり方に関する有識者会議 保険金不正請求・保険料調整問題受け開催 健全な競争環境実現へ制度・監督上の対応検討
金融庁が事務局を務める「損害保険業の構造的課題と競争のあり方に関する有識者会議」の第1回会合が3月26日に行われた。損害保険業をめぐって、保険金不正請求問題や保険料調整行為問題が相次いで発生し、関係する保険会社や代理店に行政処分が下されたことを受け、顧客本位の業務運営の徹底や、健全な競争環境の実現の観点から、主に制度・監督上における必要な対応について検討する目的で開催された。メンバーに選任された学者や保険業に関連する実務家のほか、オブザーバーとして関係業界団体や関係省庁の担当者が出席した。初回は、事務局から主要論点が示されたほか、各メンバーが現時点での考えを述べた。
有識者会議のようすは、金融庁公式YouTubeチャンネルでライブ配信された。今回は、洲崎博史氏(同志社大学大学院司法研究科教授)を座長に、大村由紀子氏(三浦法律事務所弁護士)、金岡京子氏(東京海洋大学理事・副学長)、嶋寺基氏(大江橋法律事務所弁護士)、滝沢明子氏(デロイト・トーマツ・コンサルティング合同会社執行役員)、中出哲氏(早稲田大学商学学術院教授)、永沢裕美子氏(公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会代表理事副会長)、増山啓氏(三菱重工業㈱
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ジブラルタ生命は3月1日、一定期間の死亡・高度障害状態に備えながら、将来の資産形成を行うことができる「変額保険(有期型)」の販売を開始した。同商品の最大の特長は、保険料払込免除の事由が異なる二つの型(注)を主契約に持たせ、ニーズに合わせて選択可能にしたこと。また、ファンドラインナップについても、対象となる資産や信託報酬などを含めて検討し、厳選した合計7本を取り揃えている。ツールの作成や営業担当者への研修にも力を入れている。商品チームの河合宏之マネージャーに商品開発の背景や商品の特長、拡販に向けた工夫などを聞いた。
――商品開発の背景や開発に当たっての工夫は。
河合 これまで当社では外貨建商品を多く販売してきたが、円建商品を望む声がお客さま、営業現場の双方から数多く届いていた。また、お客さまの老後資産の準備に対する考え方やニーズにも変化が見られることから、今回の変額保険の開発を検討することに至った。開発に際しては、「ジブラルタ生命らしさ」を商品に取り込むことによって差別化を図ることを考え、具体的には「保険料払込免除事由」を中心に商品スペックの検討を重ね、その結果、保険会社にしかできない資産形成のための商品をお客さまに提供できることになったと思う。また、変額保険加入に際しての「ファンド選択」のサポートを、分かりやすく効果的に実施するため
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