あいおいニッセイ同和損保 会社役員賠償責任保険の特約 「ESGに関する特約」提供開始 マーシュのESGリスクレーティングを活用
あいおいニッセイ同和損保は3月29日、会社役員賠償責任保険でマーシュジャパン㈱のESGリスクレーティングを活用した「ESGに関する特約」の引受けを本格的に開始したと発表した。
昨今、世界的なESG投資への関心の高まりを受けてESG市場が拡大しており、日本国内の企業においてもESG経営に対して注目が集まっている。また、ESG経営の中でもカーボンニュートラルへの取り組みに関しては、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることを日本政府が宣言するなど、すべての企業にとって重要な課題となっている。そこで、あいおいニッセイ同和損保は企業のESG経営を後押しするため、マーシュジャパンが提供するESGリスクレーティングツールを活用して企業のESG取り組みを評価し、スコアが一定の水準以上の場合に「ESGに関する特約」を提供することとした。
「ESGに関する特約」は会社役員賠償責任保険に付帯する特約で、「ESGに関する訴訟補償条項」および「カーボンオフセット費用補償条項」で構成される。
「ESGに関する訴訟補償条項」は、コーポレート・ガバナンスに関する報告書に基づいた損害賠償請求について、会社有価証券賠償責任補償特約の支払限度額を増額
続きは新聞でお読みください。
チャブ・グループの2023年度(23年12月期)決算が発表された。収入保険料は575億米ドル(前年度比113.5%)、コンバインドレシオは86.5%(CAT等除く=83.9%)、S&P格付けはAAとなっている。チャブは、世界54の国と地域で展開しており、約4万人の従業員がいる。リージョン別収入保険料は、アメリカが370億米ドルで59%を占め、次いでアジアの16%、ヨーロッパ・中近東・アフリカの13%、ラテンアメリカの6%、バミューダ・カナダの6%と続く。チャブ・グループの日本法人であるChubb損害保険(以下、チャブ保険)の実績(収入保険料)も、16年の社名変更以来、右肩上がりで伸展している。
■デジタルビジネスを強化
チャブ・グループでは、顧客の多様なニーズに対し、企業火災保険、個人火災保険、新種保険、個人傷害保険、補完的医療保険、生命保険を提供している。
チャブ保険では、P&C(法人向け火災・新種)が36%、A&H(人保険=旅行保険などを含む)が33%、PL(個人向け火災・自動車保険が中心)が31%とバランスが取れたポートフォリオで、2016年の社名変更以来増収を継続している。
海外の23年度実績は、メインであるアメリカ以外では、アジアが24.7%の伸展をしており、ずば抜けた伸びを示している。買収
(2週間無料でお試しいただけます)