損保協会発表 22年度決算概況 当期純利益は25%減5015億円、正味収保は火保増収等で3.6%増
損保協会は6月28日、加盟29社の2022年度決算概況を発表した。経常収益は21年度に比べ7.6%(7765億円)増加したが、経常費用が同9.7%(9009億円)増加したため、経常利益は同▲14.0%(▲1245億円)減益の7665億円となった。経常利益に特別損益や法人税等合計を加減算した当期純利益は、同▲25.2%(▲1692億円)減益の5015億円となった。(本日付5面で金融庁発表の主要生保会社・損保会社23年3月期決算概要を掲載)
保険引受の概況では、正味収入保険料は、22年10月に商品改定した影響などにより火災保険が増収となったこと等から、21年度に比べ3.6%(3132億円)増加して9兆1195億円となった。正味支払保険金は、自然災害の影響による火災保険の支払いの増加や、交通量回復に伴う自動車保険の支払いの増加などにより、同14.3%(6718億円)増加の5兆3830億円となった。種目別の正味収入保険料、正味支払保険金は別表の通り。
損害率は、21年度に比べ5.6ポイント上昇して64.9%となった。
保険引受に係る営業費及び一般管理費は、21年度に比べ2.1%(276億円)増加して1兆3295億円となった。諸手数料及
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損保ジャパンは6月1日、新卒者向け採用面接を開始した。対象となる2024年卒の学生の多くはコロナ禍と時を同じくして大学に入学し、制限の多い環境で大学生活を送ってきた世代。こうした経験が影響してか、就職活動でも、これまで以上にリスクに対する意識の高さが伺われるという。人事部人材開発グループの森川絢子リーダーは「以前から、当社を志望する理由として社会公共性の高さを挙げる学生は多かったが、今年度はこれまで以上にその傾向が強いと感じている。また、価値観の多様化や、成長可能性を重視する学生が増えているといった傾向もある。採用活動では、当社の魅力を丁寧に伝えると同時に、一人一人の話をしっかりと聞き、当社で活躍してもらえる人材を見極めたい」と語る。
同社では内定までに複数回面接を実施しているが、今年度も初回の面接はオンラインでスタートした。最終面接は原則対面で行うものの、遠方であるなどの事情がある場合にはオンラインでの対応も可能とする方針だ。初日は、全国約450人の学生が面接を受けた。
採用では、同社の「Spirit」にある、人のために役に立ちたいという強い想いがあるか、挑戦する意識を持ち続けられるか、といった点を重視している。
さらに、「創造性・独創性」といったキーワードも挙げられる。これは必ずしも何か特別なことや珍しいことを成し遂げた経験が必
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