日本生命 福利厚生制度として人的資本経営支援、「ライフイベント・キャリア両立支援パッケージ」提供 結婚・出産・育児等支援で4サービス
日本生命は10月2日から、企業の人的資本経営を支える福利厚生制度として「ライフイベント・キャリア両立支援パッケージ」の提供を開始した。近年、企業の非財務資本である「人的資本」が、生産や収益といった企業業績や中長期的な企業価値の向上につながる重要な経営基盤として注目される中、同パッケージの提供を通じて、企業の人的資本経営を支えるとともに、地域社会の発展に貢献していく。
「ライフイベント・キャリア両立支援パッケージ」では、出会い・結婚、妊娠・出産、産後・育児、更年期といったライフイベントに応じて、①「Aill goen(エールゴエン)」②「ママとこどもの1000daysほけん」(福利厚生導入プラン)③「子育てみらいコンシェルジュ」④「carefull(ケアフル)」―の四つのサービスをパッケージで提供する(各サービスごとの導入も可能)。
①の「Aill goen(エールゴエン)」(11月から提供開始)は、㈱Aill(豊嶋千奈社長)が提供する企業の福利厚生として利用が可能なAI恋愛ナビゲーションアプリで、社外の人との出会いからお付き合いまでをAI・人工知能がナビゲーションすることで、従業員のスムーズな恋愛をサポートする。
②の「ママと
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あいおいニッセイ同和損保では、2021年度に立ち上げた企業内大学制度「ADユニバーシティ」の活用が進んでいる。同制度は、社員の自律的な学びや主体的なキャリア形成をサポートする教育プラットフォームで、この取り組みの成果が大きく、ポータブルスキル(職種の専門性以外に、業種や職種が変わっても持ち運びできる職務遂行上のスキル)を学ぶ社員の数が、19年度の約2600人から、22年度の約1万1200人へと大幅に増加している。人事部人財革新グループ課長補佐の堀澤夏美氏に詳細を聞いた。
――「ADユニバーシティ」とは。
堀澤 650以上の豊富な学習プログラム・講座を会社が提供する教育プラットフォームであり、社員それぞれが自主的に受講するプログラムや講座を選択する。ADユニバーシティ開始前は、営業部門・損害サービス部門といった各領域の人財育成と、人事部が担う部門共通で必要なスキルを身に付ける人財育成プログラムがそれぞれに存在していた。人事部および各領域の本社部門から社員に対して学びを促していたが、変化の激しい時代やビジネススタイル変革に対応できる社員の育成に向け、自律的・主体的な学びを後押しするためにADユニバーシティを立ち上げた。
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