東京海上日動 社長交代で記者会見、城田宏明氏が新社長に 「お客さま起点で徹底的に考え抜く会社」目指す
東京海上日動は12月20日、東京都千代田区のトラストシティカンファレンス・丸の内で記者会見を行い、城田宏明執行役員営業企画部長が来年4月1日付で新社長に就任することを発表した。広瀬伸一社長は同日付で会長に、小宮暁会長(東京海上ホールディングス社長・グループCEO)は取締役になる。併せて、東京海上HDでは、来年6月下旬の定時株主総会日付の役員人事として、取締役の広瀬氏の退任と、城田氏の取締役就任が内定したことを明かした。
記者会見には小宮氏、広瀬氏、城田氏が登壇した。
冒頭、小宮氏がビッグモーターの不正請求問題や保険料調整事案について謝罪した。続いて社長交代の理由について小宮氏は、①東京海上日動を取り巻く事業環境の変化が極めて大きく速く、持続的に成長・安定させるためには、同社自身が大きく速く変わらなければならず、取り組みや改革を一層力強く進める必要があった②東京海上グループのトップであるホールディングスの社長と、グループ中核会社である東京海上日動の社長が慣例に基づいて就任後6年で同時に交代することに対して、グループ一体経営や経営の継続性の観点から避けるべきだと考えていた―の2点を挙げた。
城田氏については、営業各部門や広報部門な
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日本損害鑑定協会は12月2日、東京都千代田区のソラシティカンファレンスセンターで第9回損害鑑定フォーラムを開催した。今回のメーンテーマは「エコ・サステナブル~ゼロエミの狭間で~」で、近年事故が多発している「太陽光発電設備」と、損害鑑定人の業務において悩みが多いといわれる「産業廃棄物処理」の二つに着目し、各分野の専門家による講演や、専門家と損害鑑定人を交えてのパネルディスカッションなどを実施した。当日は全国の会員鑑定人や保険会社社員の他、保険代理店などから約250人が参加した。また、フォーラムの模様はオンラインでも配信された。
開会に先立ちあいさつした太田英俊会長は、今回のメーンテーマについて、「近年話題に上ることの多いSDGsにも関連する、環境に優しい未来のための再生可能エネルギーとリサイクルに着目し、『エコ・サステナブル~ゼロエミの狭間で~』とした」と述べた。
さらに、環境問題だけでなく、さまざまな持続可能な試みの一つとして急速に普及が進んだ一方、近年保険事故が多発している「太陽光発電設備」と、日常の損害鑑定業務において悩みが多い「産業廃棄物処理」の二つの個別テーマを設けたとし、「本日は皆さんの実務に関わるこれらのテーマについて、専門家を交えたディスカッションなどによって掘り下げていきたい」と語った。
第1部前半は
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