第一生命HD グループ企業理念改定、「パーパス」「バリューズ」制定 新中計(24―26年度)スタート 「目指す姿」実現へ四つのコア・マテリアリティ
第一生命ホールディングスは3月29日、第一生命グループ2024―26年度中期経営計画(以下、新中計)の策定およびグループ企業理念の改定を行ったと発表した。30年に目指す姿を「お客さま満足度」「従業員満足度」「商品・サービスの革新性」「企業価値」の4領域で国内ナンバーワン、「グローバルトップティアに伍する保険グループ」、そして「保険業の未来を先導する存在」となる―と設定し、その具現化の指針とするためにグループ企業理念を改定し「グループパーパス」と「バリューズ」を制定した。また、そのパーパスを基点に優先的に取り組む重要課題として「コア・マテリアリティ」を新たに策定した。
新中計では、同社グループが2030年に目指す姿からバックキャストし、今後3年間で実現すべきことを具体化した。
新たに制定した「グループパーパス」(グループの社会における存在意義)および「バリューズ」(大切にする価値観)では、グループパーパスを“共に歩み、未来をひらく 多様な幸せと希望に満ちた世界へ”、バリューズを①いちばん、人を考える②まっすぐに、最良を追求する③まっさきに、変革を実現する―とし、これらを基にした新たなブランド戦略への転換を図る。
事業と社会的価値
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損保ジャパンは、「Diversity for Growth」を重要な経営戦略の一つと位置付け、多様な人材を活かし、一人ひとりの能力が最大限に発揮される企業を目指している。同社は、2003年に国内大手金融機関で初めて女性活躍推進専門部署を設置し、ダイバーシティ&インクルージョンに本格的に取り組み、大きく三つの段階(「働きやすさ」「働きがい」「ワークスタイルイノベーション」)で進化。約20年かけて、結婚、出産・育児そして介護などのライフイベントがあっても女性が仕事を続けられるようなさまざまな制度を導入し、「働きやすさ」を追求してきた。同社では、11年度以降、「働きがい」にフォーカスして女性のキャリアアップ支援を行ってきた結果、女性社員のキャリアアップの意欲やスキルも向上してきたことから、20年度より、性別に関わらず切磋琢磨する場の提供の観点から各種研修(経営人材候補者を育成する研修など)を男女共同開催にしている。
損保ジャパンは、キャリアステージに合わせたさまざまな取り組みを展開することで、女性社員のキャリアアップを支援している。その取り組みの中でも、女性社員の経験値の向上を目的として22年度から導入したのが、「SJ版メンター制度」だ。これまでの性別役割分担意識等のアンコンシャスバイアスなどにより失われた成長につながる機会の提供や育成をメンターに担ってもらうことで、女
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