ＳＯＭＰＯＨＤ　２４年度第３四半期決算　純利益３８１８億円で第３四半期過去最高　修正連結利益も２３５６億円で上振れ基調

　「健康自慢」が発売された２０００年前後は、豊かさと長寿化の進展とともに、健康増進への関心が急速に高まりをみせ始めていた。そのような状況で、生命保険の加入に当たっても、お客さまそれぞれの健康状態に応じた合理的な保険料で加入したい、というニーズが高まることを想定して、「健康自慢」の開発が始まった。その発売から現在に至るまで、年間約２万件の販売があり、数多くのお客さまからご契約をいただいている。今日では、申込内容を決める前であっても、健康診断書等と告知書を提出してもらえば、「健康自慢」を付加できるか否かの確認が可能で、定期的に健康診断を受診されているお客さまや、健康状態に自信があるお客さまを中心に活用いただいている。
　――御社の商品開発コンセプトを。
　久世　当社における商品開発のコンセプトは、「お客さまニーズに即した新商品の提供」と「お客さま本位での販売」だ。「お客さまニーズ」や「お客さま本位」を追求する過程においては、社会環境の変化や世の中の動向等を踏まえたマーケット分析を行うことはもちろんだが、お客さまから直接寄せられた声や、定期的なアンケートや対面での情報交換を通じて得られる、日々、お客さま対応をしている全国の営業現場からの声も重視している。
　――この１、２年の業界の動きをどう見るか。
　久世　近年、保険業界では、加入