3メガ損保 24年度第3四半期決算 政策株式売却の貢献で好調続く
3メガ損保各グループの2024年度第3四半期決算は、政策株式売却が貢献し、修正利益ベースで順調な進捗を示している。東京海上ホールディングスでは再び通期予想を上方修正した。
東京海上ホールディングスのグループ連結の正味収入保険料は、国内外でのレートアップ等により、前年同期比3.0%増の3兆8637億円を示した。四半期純利益は同73.0%増の8952億円で、修正純利益は政策株式売却ペースの加速による売却益の大幅増加や海外保険事業の増益等により同4706億円増の9910億円を示した。11月予想の1兆400億円に対する進捗率は95.3%。連結正味収入保険料の通期予想を11月予想の5.3%増5兆800億円から9.8%増の5兆3000億円に上方修正し、修正純利益の通期予想についても国内損保事業の自動車保険の損害率悪化や過年度リザーブ積増等の影響を政策株式の売却加速および海外事業の好調な保険引受が打ち返すことを見込み、1400億円上方修正し、1兆1800億円に引き上げた。
MS&ADインシュアランスグループホールディングスの連結正味収入保険料は、国内は前年同期比4.3%増の2兆3511億円、海外は同25.0%増の1兆2201億円となった結果、全
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