明治安田生命グループ 24年度末決算 基礎利益11%増6264億円に 利配収入増・国内株式増配で増益
明治安田生命が5月26日に発表した2024年度決算によると、連結の経常収益は前年度比2.6%増の5兆6217億円、経常費用は同4.1%増の5兆4578億円、経常利益は同29.4%減の1639億円、親会社に帰属する当期純剰余は同0.0%減の1535億円だった。グループ保険料は、同2.2%増の3兆4172億円で740億円の増益。グループ基礎利益は、同11.6%増の6264億円だった。25年度については、グループ保険料(除く再保険収入)は「増収」、グループ基礎利益は「減益」を見込む。
明治安田生命のグループ保険料(除く再保険収入)は、スタンコープ社におけるエレバンス社の団体保険事業買収、および円安の効果等を主因として前年度比2.3%増の3兆4094億円だった。このうち、明治安田生命単体が同2.1%減の2兆7583億円、海外保険事業等が同26.2%増の6511億円で、スタンコープ社は同27.0%増の6090億円だった。海外保険事業等の保険料は、スタンコープ社の増収を主因として過去最高を更新した。
グループ基礎利益は、明治安田生命単体における円安による外国公社債の利息及び配当金等収入の増加や、国内株式の増配等を主因として、前年度比11.6%
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激甚化する自然災害と賠償リスクの増大に伴い、企業における保険リスクマネージャーの重要性が高まっている。それらを背景に開発されたのが、損保ジャパンとSOMPOリスクマネジメント㈱が協働で開講している「リスクマネージャー養成講座」だ。リスクマネジメントの高度化に取り組む企業および企業内代理店等を支援するために開発されたこの講座は、今年1月に第1期の講座がスタートし、現在、4月募集の第2期とともに開催されている。プログラムの企画・運営に関わる損保ジャパンコマーシャル営業変革部企業営業支援グループ課長代理の遠藤洋人氏とSOMPOリスクマネジメント経営戦略室特命部長関理恵子氏に、企業活動における保険リスクマネージャーの役割や重要性、同講座の企画の背景、そして今後の展望などについて聞いた。
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関 近年自然災害やサイバーリスク、地政学リスクなど多種多様なリスクが顕在化しており、企業内における保険リスクマネージャーの重要性が高まっている。一方で、保険リスクマネージャーは特段の資格を要さず、育成は各企業に委ねられているが、各企業がどこまでその重要性を認識しているかという問題がある。保険リスクマネージャーの育成を体系化し、その存在価値自体を底上げしたいと考え、この企画を考案した。全社的なリスクをカバーしつつ、保険リスクマネージャ
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