生保協会 高田新協会長が所信表明 安心と信頼広げよりよい未来に 生保募集人の呼称公募通じ活躍後押し
生命保険協会の第63代協会長に就任した高田幸徳氏(住友生命社長)が7月18日、東京都千代田区の生保協会会議室で就任会見を行い、所信を表明した。①顧客本位の業務運営の推進②持続可能な社会とよりよい未来への貢献③業界の健全な発展に資する情報発信―の三つを軸に取り組みを進める方針を示した上で、「不確実性が高い環境の中にある今こそ、将来への確かな安心や付加価値を提供してきた生保業界の社会的使命を果たし、国民生活の向上に一層貢献するために1年間全力で課題に取り組んでいく」と決意を表した。(本日付2面に高田幸徳新協会長の所信全文を掲載)
会見で高田協会長は、軸となる取り組みの一つ目の顧客の最善の利益を追求する「顧客本位の業務運営の推進」について、顧客からの信任を得ながら将来への確かな安心を提供し続けるために最も重要であり、生保業界が事業の礎として絶えず推進し続けることに加え、最優先するべき考え方だとあらためて強調した。
2023年2月に公表してから、継続的にフォローアップをしてきた「営業職員チャネルのコンプライアンス・リスク管理態勢のさらなる高度化にかかる着眼点(着眼点)」に基づき、好取組事例の共有を図るとともに会員各社の体制整備に向けた推進
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前回の前編では、研究の方法論および従来のリスクファクターBMIを掘り下げた。後編の本稿では歩行速度や歩数といった新たなリスクファクターを取り上げ、同研究の影響を考察する。
歩行速度:普通死亡に対する顕著な予測力
図1は、UKバイオバンク参加者(60歳未満男性全員)における自己申告による歩行速度と死亡リスクの相関関係(従来のリスクファクターは調整済)を示す。歩行速度の遅い人に比べて、歩行速度が平均的な場合は40%、歩行速度が速い場合は死亡リスクが50%低下する。この顕著な相関関係は、どのデータサブセットでも見られる。
この相関関係は以前から報告されていたが、被保険者のさまざまな集団においても共通して見られる点が注目に値する。さらに、自己申告による歩行速度をUKバイオバンク参加者のベースモデルに取り込むと、死亡リスクに対するモデルの予測力は約2%上昇し、この指標が従来のリスクファクターを超えた価値を持つことが示唆される。この結果は、どのデータサブセットでも共通して見られる。
図2は、UKバイオバンク参加者において、ベースモデルの従来のリスクファクターを自己申告による歩行速度で置き換えた場合の予測力を示す。例えば、モデルの死亡リスク予測力は、収縮期血圧を自己申告による歩行速度で置き換えた場合、若干上昇する。同様な効果が総コ
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