金融庁 環境変化・諸課題への対応などをレポート 25年保険モニタリングレポート公表
金融庁は7月4日、「2025年保険モニタリングレポート」(A4判84ページ)とその「概要」を公表した。保険行政の透明性を高めつつ、各保険会社と課題認識等を共有しながらPDCAサイクルをより強く意識した行政運営を行っていくことを目的として公表するもので、主要な課題である「保険ビジネスを巡る動向(持続可能なビジネスモデルの構築、自然災害の頻発・激甚化への対応など)」「財務の健全性の確保」「顧客本位の業務運営(外貨建保険の募集管理の高度化、乗合代理店向け保険商品の販売手数料等に関するモニタリングなど)」「保険業界の信頼回復に向けた取組み」などでのモニタリング結果をまとめている。
課題「保険ビジネスを巡る動向」では、生命保険については、生命保険会社を巡る少子高齢化やDXの進展、経済価値ベースのソルベンシー規制の導入等の事業環境の変化を踏まえ、非保険領域へのビジネス展開、海外進出・拡大、デジタル化の進展、生命再保険、営業職員管理、相互会社のガバナンス・契約者配当等の取り組みについて対話を実施した。
「大手生命保険会社では、持続可能なビジネスモデルの構築に向け、介護やヘルスケア業域に加え、収益の多角化を目的とした福利厚生事業者の買収等の非保険
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RIS(全国学生保険学ゼミナール)を中心とした産学共同組織が主催する、日本の大学生のための保険アイデアコンペ「INID(Insurance Ideathon)」の国内決勝大会が、6月28日に慶應義塾大学三田キャンパス(東京都港区)で開催された。第1回目となる今回は「Insurance Innovation」をテーマに、最終選考に進んだ3大学5チームが保険分野での革新的なアイデアを発表。最優秀賞には、慶應義塾大学の柳瀬典由ゼミのチームが選ばれ、8月15日にシンガポールで開催される南洋理工大学およびグローバルアジア保険パートナーシップ主催の世界大会への出場権を獲得した。
開会に当たり、同コンペの協賛企業の㈱CIENで代表取締役社長を務める小坂直之氏があいさつし、「日本の保険業界が変革を迫られている中、これまでにない価値観が強く求められている。そうした新たな視点こそが、国際的に存在感を失いつつある日本の保険業界に再び光を当てる原動力となる。学生の皆さんの柔軟な発想には、次代を切り開く力がある。この機会を通じて挑戦を実らせ、ぜひ世界へと羽ばたいてほしい」と参加者を激励した。
続いて、各チームによるプレゼンテーションが行われた。早稲田大学中出哲ゼミ1班(中島咲良さん、金子晋太朗さん、岡野菜穂さん、早出健人さん)は、「AgriForward~保
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