損保ジャパン 参入事業者賠償リスクを包括的にカバー 「空飛ぶクルマ事業者専用賠償責任保険」提供 新たに海外再保険会社と再保険スキーム構築
損保ジャパンは4月3日、空飛ぶクルマ産業の成長への貢献を目指して、「空飛ぶクルマ事業者専用賠償責任保険」を開発、販売を開始したと発表した。同保険の提供を通じて新しいモビリティ社会の発展に貢献するとともに、今後も多くの企業と連携していくことで事業化に関連するリスクへの知見を高め、保険と事故防止の両面で高い顧客サービスを実現し、空飛ぶクルマの安心・安全な社会実装を支援していく。
空飛ぶクルマは世界的には「eVTOL(electric Vertical Take-off and Landing :垂直離発着機)」と呼ばれ、「航空機」に分類される。①垂直離発着が可能で滑走路が不要②電動化③将来的な操縦の自動化―等が特徴として挙げられ、ヘリコプターに比べ電動化による製造コスト・運用コストの低減が期待できることから、今後の世界的普及が期待されている。
空飛ぶクルマの事業化は、広大な「空」を活用することで地上交通インフラの影響を受けないという特長を生かし、戦後の自動車の普及(モータリゼーション)と同様に全く新しい社会を生み出し、多くの社会課題を解決するポテンシャルを秘めている。
損保ジャパンは空飛ぶクルマに関して、▽空の移動革命に向けた官民
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〈アリアンツ・コマーシャル アリアンツ・リスクバロメーター 2〉
■ギアを一段上げる
変化のペースが速く、リスクの相互関連性も高まっていることから、企業のリスク管理ではリスクの種類にかかわらず予測と予防の能力を高め、先進的な分析とデータを活用して自社がさらされるリスクへの理解度を深める必要がある。
「相互に関連し合い、複雑化するリスクが存在するこの新しい世界で企業が、直面するリスクだけでなく、進化を続けるテクノロジーや規制の影響を完全に把握するためには、将来を見越した総合的なリスク管理が求められる。分析ツールとデータは、将来のリスク状況の見える化を高めるとともに、事業を守る最善の方法を知るうえで役に立つ」とBruchはいう。
「リスク管理は、すべてのステークホルダーにまたがる企業のバリューチェーン全体に統合されなければならず、組織内での相互関連をさらに密なものにして、より戦略的な役割を持たせることで、組織のDNAに定着させる必要がある」。
「急速な変化の時代にあって、経営者がファクトとフィクションを区別することは難しく、最新のトレンドに引っ張られ、競合他社がしていることを盲目的に模倣する誘惑に駆られがちだ」と付け加えるのは Deniz Guney Akkor(Senior Risk Analyst, A
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